1960's ベトジャン

1960's製(1966)のベトジャンになります。


・商品説明・状態

 襟・左袖全体・右袖リブに日焼けあり

 襟の内側に約5~10mm程度のダメージが3箇所程あり(着用時には見えません)

 左袖リブ付近に約5~20㎜程度のダメージが4箇所程あり

 裏地に全体的に日焼けあり(着用時には見えません)

 ZIPは「HALO」になります。


・color

 表地:ブラック
 裏地:ホワイト
  

・size

 肩幅:約45㎝
 着丈:約52.5㎝
 袖丈:約55㎝
 身幅:約46㎝


それなりにダメージがありますが、このサイズはなかなか出て来ないと思います。

探されていた方は是非この機会に如何ですか?


・豆知識

「ベトジャン」とはベトナムジャンパーの略で、べトナム戦争中にベトナムに駐留していた米軍兵士が、私物の為や、スーベニア(記念・お土産)の為に、現地で刺繍を施したジャケットの事です。

他に有名な物だと「スカジャン」(こちらは横須賀ジャンパーの略)があり、年代・刺繍の違い等がありますが、それらを総称してスーベニアジャケットとも呼ばれています。

スカジャンと比べると、非常に安っぽい感のする刺繍ですが、実はスカジャンより手間の掛かる方法で刺繍されており、個人的にはこのチープ感が堪らなく好きなんです。


刺繍されている文にも意味が有り、例えば画像のベトジャンですと、フロントの虎の刺繍の上にある「BRIAN Mc NEIL」という方がオーダーしたベトジャンだと思われます。

バックの刺繍「BROTHER WAS STATiONED AT TAN SON NHAT」は多分「BROTHER WAS STATIONED at TAN SON NHAT」で、「兄はタンソンニャットに配置された」の意味だと思われます。

タンソンニャットとはタンソンニャット国際空港の事で、ベトナム戦争中には南ベトナム空軍及びアメリカ軍の重要な軍事施設だった場所です。

文章からも想像出来ますが、サイズも小さい為、弟に自分の配属場所を知らせる為に送った、もしくはお土産として持ち帰ったのだと思います。


ヴィンテージ等の年代物になると、それぞれが一点ものになりますので、ベトジャンに限らずメッセージ性のあるもの等は、使用していた人の事、心情や記念等がなんとなくが分かるのも古着の面白い所だと思います。(勿論、戦争は絶対にダメですが・・・)
型番 mo01